オープンリソース(ORC)の新人プロジェクトブログへ、ようこそ。
「新入社員紹介」シリーズ、今回で8人目の紹介となります。
今回登場してもらうのは、早稲田大学文化構想学部出身のR.Iくん。
もともとは映像関係の仕事に就きたい、と考えて就活をしていたそうですが、
それがどうしてIT業界が視野に入り、ORCを選ぶことになったのか、
非常に興味深く感じます。詳しくはインタビューで!
インタビュアー(以下、イ):文化構想学部って、何をやる学部なんでしょう?
R.I(以下、I):一言で言うと文学部の兄弟のような学部で、「文系だったら何でもできる」というような学部でした。なので自分は映画が好きだったので、映像関係の授業をたくさん取っていましたね。卒論でも映画に関することをテーマにして、銅像や絵画といった映画よりも前から存在していた芸術作品と映画の作品とを比較する、みたいなことをまとめました。
イ:なるほど、芸術に造詣が深い大学時代を過ごしたんですね。
I:そうですね、サークルでは男声合唱をやっていて、年4回の定期演奏会に加えて地方に呼ばれてのコンサートやテレビ出演なども果たしました。
イ:テレビにも!そんな経験もあって、映像関係の仕事に就きたかったのでしょうか。
I:そうなんですが、たとえば映画会社とか映像制作会社とかって、年齢制限があると聞いたんですね。それで、自分には芽がないのかな、と考えました。
イ:年齢制限があると芽がない、というのは?
I:留年をしていまして。しかも3回も。
イ:それはずいぶんと長く学生時代を過ごしてしまったことになりますね(笑)。
I:だから就活も4年生の5〜6月と、ずいぶんスタートが遅かったんですね。映像関係の仕事に就けないんだったら、自分は何がやりたいんだろうと考えたのですが、全く答えが見つからなくてですね。
イ:そんな中でIT業界が視野に入ってきたのは、なぜでしょう。
I:就職エージェント会社に登録して、面談で「自分には何が向いているか」と相談したんですね。すると「IT業界が向いている」という話をされて、じゃあいろいろ調べてみよう、と業界に注目してみたんです。試しに規模の小さなIT企業を受けてみたら、内定をもらえたもので、これは本当に向いているのかもしれない、と思いました。
イ:IT業界にもいろいろ企業があると思いますが、ORCを選んだ理由は何でしょう。
I:求人サイトで発見したのが最初だったのですが、最終的な決め手は採用責任者の方の存在だったと思います。あとで聞いたのですが、自分の試験の結果はあまり芳しいものではなかったようなんですね。ただ会社説明会の際、自分から積極的に話すように心がけていたのが採用責任者の方の目に止まっていたらしいのと、履歴書に何年も留年していることを書いておいたのが共感を呼んだみたいです(笑)。
イ:災い転じて福となす、みたいな感じですね(笑)。
I:採用責任者の方も学生時代から現在に至るまで、なかなか数奇な人生を歩んでこられたようで、留年を繰り返していた自分のような人間を「面白い」と感じてくださったようです。
イ:他に内定をもらっていた企業はなかったのでしょうか。
I:ありました。おしゃれな椅子をつくっているメーカーから内定をいただいていたのですが、そこはその商品が「カッコいい」とミーハーに感じていただけでしたし、それにORCは面接の前に「こんなことを考えて、準備しておいて下さい」みたいなアドバイスをいただけて、自分を欲してくれている感じがしたことが大きかったですね。
イ:就活から入社に至るプロセスが特徴的で、面白かったです。今日はどうもありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
3回も留年を繰り返しているというR.Iくんですが、
結果としてそれが就活の役に立ったという、素敵なエピソードをうかがえました(笑)。
自分にとってはコンプレックスだったり、短所に思えたりすることも、
場合によっては役に立ったり、長所になったりするというよい例かもしれませんね。
そんな彼が今後、どんな活躍を見せてくれるのか、大いに期待しましょう!