オープンリソース(ORC)の新人プロジェクトブログへ、ようこそ。
引き続き今回も「新入社員紹介」シリーズをお送りしたいと思いますが、
今回登場するのは、就活ではすっかり自分は「銀行に行く」ものだと思っていた、
という学習院大学文学部心理学科出身のN.Kさんです。
なぜ「銀行に行く」ものだと考えていたのかからIT業界、
そしてORCへと導かれていったのかをお聞きしていこうと思います。
今回も恒例のインタビュー形式で、どうぞ!
インタビュアー(以下、イ):「学習院」と聞くとお坊っちゃま、お嬢ちゃまという先入観があります。
N.K(以下、K):それは間違った先入観だと思います(笑)。そういう人もいるとは思いますが、私は大学から学習院に入った人なので、決してお嬢ちゃまではありません。地元も埼玉県所沢市で、そんなにお坊っちゃま、お嬢ちゃまが住んでいる地域ではないと思います(笑)。
イ:文学部の中であえて心理学科だったというのは、何か理由がありますか。
K:私、もともとあまり人が好きじゃなかったんですね。なので、人が何を考えているのかとか、自分をどう思っているかとか、そんなことを知れたらいいな、と思ったのが心理学に興味を持ったきっかけでした。自分のこんな行動の背景にあるのは、心理学的にこうだとか、自分は人と違う意見が言えないタイプで同調型だとか、心理学的な実験のもとにわかる、みたいなことを学べるのが面白かったですね。
イ:自分のことがわかったり、人のことを知れたりするのは面白いですよね。
K:中でも臨床心理学に興味があって、卒業研究ではペットを飼うことが家族関係にどんな影響をもたらすのか、を調べてみました。先行研究がないテーマだったので、アンケートの対象者や質問内容から自分でつくっていったのが大変でしたけど勉強になりましたね。研究の結果としては、ペットを飼うことは家族関係によい影響を与えて、中でも犬、猫、ハムスター、亀の順によい影響を与えるということがわかりました。
イ:そんな中、就活では当初「銀行に行く」ものと思い込んでいたと聞きましたが。
K:単純に大学の卒業生で金融業界に進む人が多かったから、というのがその理由です。学生の間では銀行各社の説明会に行くことを「スタンプラリー」と言っていて、全部行っているかどうかが面接の通過に関係しているらしい、なんて都市伝説的なことがまことしやかに語られていましたね(笑)。
イ:「スタンプラリー」という言い方がなんかすごいですね(笑)。
K:私もどちらかというとコツコツやるのが得意なタイプだったので、家族や友人からも公務員や銀行員として働くと思われていたし、私もそう思って最初は銀行各社の説明会に行っていました。でもなんだか同じような格好や顔の人が多くて、個性がないなあ、という違和感は感じていて、当時は選考開始が8月だったのですが、7月半ばにはもう銀行へ就職したいという気持ちはなくなっており、就職エージェント会社に登録しました。
イ:そこでORCを紹介された、と。
K:就職エージェント会社からはIT業界ばかりを紹介されており、その中にORCもありました。でもその時は「文学部の自分になぜ?」と思ってスルーしたのですが、別のエージェント会社から「業界体験セミナーがあるから来てみて」と言われて参加してみたところ、意外に楽しかった。そこでもORCを紹介されたので、二度も紹介されるということは縁があるのかもしれない、と感じましたね。
イ:別のルートで2回も紹介されるのは、なかなかないかもしれませんね。
K:説明会に参加してみて、普通の会社とは違うという印象を受けました。試験の時も採用責任者の方がこっそり「それ、違うよ」と指摘してくれたり、温かい雰囲気を感じたので、内定をいただいて自然と「ここだな」と思いました。
イ:「銀行に行く」ものだと思い込んでいる中、違和感を感じて結果的によかったですよね。よくわかりました。今日はどうもありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
就活をしている中で、説明会や面接などの選考に参加するうちに、
なんだかわからないけど違和感を感じる、ということもあるのだと思います。
そんな自分の感覚を大切にしたN.KさんはORCに入社してみて、
「同期も仲がよいし先輩も優しいから楽しい」と言っています。
自分の感性や感覚を大事にするのも大切だと、彼女の体験から学べますね!