オープンリソース(ORC)の新人ブログへ、ようこそ。
2017年4月に20名超の新入社員が新たに加わり、今はまさに
新人研修の真っ只中。
どんな仲間がいるのかを紹介する「新入社員座談会」シリーズ、
今回は理系の大学院出身の女子3名に登場いただきましょう。
Akari.K(左)/東北大学 大学院 物理学専攻、
Ayano.D(右)/千葉大学 大学院 生命情報科学専攻
Chikako.O 東京農工大学 大学院 植物生態生理学専攻
それぞれがどんな就活をして、どんないきさつでORCにたどり着いたか、
大いに語ってもらいます。では、どうぞ!
インタビュアー(以下、イ):リケジョの皆さん、こんにちは。それぞれ、大学ではどんなことを学んでいたのですか?
Akari.K(以下、Akari):私は物理学を専攻していましたが、もともと「自然現象を自分の手で紙一枚に表現できる」という感じが得られるので物理学が好きでした。研究室では、レーザー光を使い物質の性質に関する測定をやっていましたね。
Chikako.O(以下、Chikako):光は、私の研究とも関係がありますね。
Akari:え、そうなの?
Chikako:私の研究テーマは、稲を交配していろんな遺伝子の稲をつくり、光合成の能力を高めて米の収量を上げようというものでした。実家が農家だったので、米について学ぼうと農学部へ進学を考えたのですが、地元の徳島には農学部のある大学がなくて、県外の大学の中で高校に推薦が来ていた東京農工大学へ進んだんです。
Ayano.D(以下、Ayano):遺伝子は、私の研究テーマと関連しますよ。
Chikako:そうなんですか?
Ayano:私の研究室では、胃がんになる原因の遺伝子を探索する研究に取り組んでいました。私は高校卒業後、浪人して医学部を目指していたのですが、挫折しまして…(笑)。予備校での遺伝に関する講義が面白く感じられて遺伝学を学べるところを探したら、千葉大学の園芸学部応用生命化学科が浮かび上がり、進学しました。
イ:意外なところに、三人の共通点が見つかりましたね。
Chikako:ですね(笑)。
Akari:同じ会社へ入社するぐらいだから、他にも共通点があるような気がしますね。
イ:大学に残ろうという気持ちはなかったんですか?
三人:なかったですね。
イ:なるほど、それも共通点ですね(笑)。
Ayano:研究室に行って、おはようございますと挨拶した後、まったく会話することなく、お昼も急いで食べて、お疲れ様でしたと帰る時、ふと「今日はおはようございますとお疲れ様でしたしか言ってない」と思ったんですね。それで自分には研究は向いてない、と感じたんです。
Chikako:私も研究には向いていない、と思いましたね。私の中の「研究者」は、個人の興味が強くてやりたいことをやるために「役に立つ」とこじつけてでも資金を捻出させる人、というイメージなんですが、それには自分はほど遠いな、と(笑)。
Akari:私の場合は、向いていないというより、教授たちほど物理学への愛がない、と感じたのが大学に残ろうと思わなかった理由ですね。私も物理学はそこそこ好きだけど、教授たちのような「深い愛」はない、と思いました(笑)。
イ:そこから就活は、どんなプロセスで進めていったのでしょう?
Ayano:私は最初、自分の研究テーマに近いところを、と考えて就活していました。
Chikako:それは、私もです。農業関連の業界を視野に入れていました。でも、それほど農業に興味があるわけじゃないな、と感じるようになって、別の業界を考え始めましたね。
Ayano:私も製薬メーカーとか医療機器メーカーに絞っていました。でも説明会やグループディスカッションで一緒になる人たちが、自分には合わない感じがして…(笑)。
Akari:私は研究テーマに沿ったところを、という考えはなかったです。それよりも、当初は知的財産関連の仕事を志望していたのですが、それはあまりに間口が狭かった(笑)。その反動かもしれませんが単純に「人が足りてない」という理由で第二志望群としてSEという職種を視野に入れた、というのが正直なところです。
Ayano:私の場合は、登録していたエージェントから「あなたはモノづくりに向いている」と指摘されて、紹介されたのがIT業界でした。
Chikako:私も性格診断を受けたら「SEとコンサルが向いている」という結果になったのが、IT業界に興味を持つきっかけでした。それと研究室の先輩でSEになっている人がいたのも、大きかったですね。
イ:その中でORCだった理由は、なんでしょう。
三人:採用責任者のMさんの存在が大きかったですね。
イ:ここもまた揃いましたね(笑)。
Chikako:私は「面白いことを真面目にやろう」というフレーズに引かれて説明会に参加したら、Mさんがいたという感じでした。他のIT企業の説明会は専門用語が多くてわかりづらかったのに対して、Mさんの説明はすっと頭に入ってきましたね。
Ayano:説明会でタッチパネルのサンプルを見せてもらって、デザインがきれいだなあ、と感じたのが大きかったですね。私もパワポでプレゼン資料をつくると、教授に褒められたりしていたので、人に伝えるのは自分も得意だから合っているのかな、と。
Akari:Mさんもそうですが、他に接点を持った先輩社員の方や小倉社長も自分には雰囲気が合いそうだと感じられたのは大きかったと思います。他のIT企業では「エンジニアのプライド」みたいな話を捻り出した感じがありましたが、ORCは常に自然体だったのが印象的でした。
イ:学生時代の専門分野から視野を広げてみたら、IT業界があって、ORCがあったという点が三人に共通しているのはよくわかりました。今日はどうもありがとうございました!