オープンリソースの新人プロジェクトブログへ、ようこそ。
前回のブログでは、「レビュー」についての解説と、
新人たちが開発するアプリの名前が決まったことにすっかり終始してしまい、
実際にレビューがどんな風に行われたか、という点に言及するまで至りませんでした。
そんなわけで、今回こそはレビューの中身をレポートしたいと思います。
今回のプロジェクトで、新人研修期間の6月末までの間に行われたレビューは、
・実現方法レビュー
・実行計画レビュー
・ソフトウェア設計レビュー
の3種類がありました。
実現方法レビューというのは、
まずはどんなアプリをつくろうと思っていて、
そのアプリを実現するにはどうすればいいのか、
何が必要か、を説明するレビューになります。
実行計画レビューはその名の通り、
アプリの開発をどのように進めていくか、
そのスケジュールなどの計画をレビューします。
ソフトウェア設計レビューは、
前段のレビューよりさらに踏み込んで、
アプリを具体的にどのような設計にするのか、
技術的な話を説明するレビューになります。
そんな中、まずはじめに行われたレビューは「実現方法レビュー」でした。
歩くのが楽しくなる万歩計アプリ「さんぽけい」と、
飲み会盛り上げアプリ「飲みのま!」のそれぞれのチームから、
アプリの実現方法についてのレビューが行われましたが、
今回は「さんぽけい」チームのレビューについてご紹介しましょう。
「さんぽけい」チームのアプリで実現したい機能として挙げられたのは、
・歩数の計測
・地図機能
・Twitterとの連動
・ログの表示
・描画
の5つでした。
「歩数の計測」はその名の通り歩いた歩数を計測する、
万歩計の基本機能と言える機能になります。
その他の機能は、この歩数の計測に付随して、
歩くのが楽しくなるための機能、ということになります。
「地図機能」とは、
たとえば東海道五十三次や地球から月面までの距離など、
自分の歩く距離の目標数値となるような目安となる地図をいくつか設定し、
好みに合わせてその地図を選んで、どこまでたどり着いたかを知ることができる、
という機能のことを指していました。
何か目標があると、歩くのも楽しくなりますよね。
「Twitterとの連動」は、これもその名の通り、
自分がどれだけ歩いたかをTwitterでつぶやける、という機能です。
これも、誰かに自分の歩いた結果を知ってもらうことで、
関心を持ってもらえて応援でもしてもらえたら、
がんばって今日も歩こう、という気持ちになりますよね。
「ログの表示」は、これも基本機能に近いかもしれません。
毎日歩いた距離を表示したり、これまで歩いた距離を累積計算して表示するなど、
自分がどれくらい歩いたかを目で見て確認できる機能です。
最後の「描画」は、歩いた距離に応じて幾何学模様が変化する、
というビジュアルから歩くのが楽しくなる機能、ということです。
これだけ盛りだくさんの機能が搭載された万歩計アプリは、
調べてみても他にはない、とのことでした。
レビューを聞いていたメンターたちは、「楽しそうだね」と、
なかなか高い評価をして下さいました。
次回のブログでは、「飲みのま!」チームの実現方法レビューの模様を、
レポートしてみたいと思います。